Grow Up Ski School
Grow Up Ski School 活動記録
Grow Up Ski Camp の記録を保管しています。
2008" Grow Up Camp report
第39回 Grow Up Ski Camp
期 日:4月1日(火)〜4日(金)
3泊3日
会 場:チャオ御岳スノーリゾート
内 容:速くなるために必要なことを!
今シーズン最後の Grow Up Ski Camp です。
本来は、4日(金)〜6日(日)にミズホハイランドスキー場にて合宿を行いながら大会に出場する予定でしたが、3月中旬からの気温上昇と毎週末の雨でミズホスキー場のコンディションが日に日に悪くなってきたので急遽、日程を早めて会場を変更しての開催となりました。
今回のテーマは速くなるために必要なこと!
子供たちには何回も繰り返し言葉で伝えようとしても伝わらない部分があります。
スキーが巧くなるためだけでしたらコーチからアドバイスをもらいながら、たくさん滑って悪いところを直せばスキーは巧くなりますが、速くなることとは違ってきます。
結果は、子どもたちの大会成績を見れば一目瞭然ですね。
地方のローカル大会では勝てても、各ブロック・全国レベルになると・・・練習のときのような滑りができずに惨敗です。レベルの差や成績は出ないにしろ、練習の時と同じか、それ以上の滑りができなければ速くなったとは言えないのではないでしょうか?適当にごまかして巧く滑れば勝てるローカル大会、真に速くなければ通用しない全国大会。この違いが解るように子どもたちと頑張った3日間でした。
年末合宿で怪我をした あつし!
なんでもない急斜面で・・・簡単なレッスンでしたが・・・止まれずに暴走してしまい・・・転倒時に右腕の肘のところにヒビが入りましたが、一週間で完治したのがせめてもの救いでしたが・・・。
オフの間に何度も練習してきたことなのに・・・怪我をしたときにはコーチとしては、かなり凹みましたが・・・勉強になりました。そのときに学んだことを今回はしっかりと生かしきれたと思います。
速くなる!
口で言うのは超簡単!きれいなコースや緩・中斜面では誰でもスピードを出せます。
が・・・コースが硬くなったり、掘れてきたり、急斜面、斜面変化になると、なにもできなくて、ごまかして滑る動きに変わってきます。ましてプレッシャーがかかると何もできなくなります。
単純にスピードを出せば速くなる!積極的に突っ込んで行けば速くなる!
と、勘違いしている子どもたちもいますね。
もちろん、スピードを出して突っ込んで行く勇気は必要ですが、これだけでは単なるクレイジーです。
速くなるには順序良く学びながら・・・もっと必要なものがあるのです。硬くて掘れた急斜面、どんな斜面でも自信を持って滑れるように今回は順序良くレッスンを行いました。
速くなるためのトレーニングをスピードを出す!と、勘違いして行うと怪我をするだけです。
ものには順序というものがあります。結果を急がずに、ゆったりとした時間の中で行った今回のレッスン。最初の二日間は徹底的にゆったりと滑り、その中で絶対に必要なことを繰り返し行いました。この成果は、エアーやダウンヒル滑走の中で現れました。
恐怖を感じるエアー、ハイスピードで乗り越えて行くウエーブ!
しかし、順序良く経験して行けば恐怖心が自信へと変化して行きます。
完全とはいえませんが、今回は全員が自信をつけたことは間違いありません。
怪我はあってはならないことですが、アルペンを行っている以上は避けて通れないことでもあります。
怪我を恐れ、思い切ったことができなくなる・・・これが一番怖いですね。最近では安全を優先させすぎた環境が多いのではないでしょうか?何事もそうですが、失敗や変化を恐れずに積極的にチャレンジしたいものですが、リスクを最小限に抑えるためにこれからも、私自身がしっかりと計画して、もっともっと学んで行きたいと思う今回の合宿でした。
レッスンの様子は、 明日にほえろ! Vol.1 にて、ご覧いただけます。
次回、人工芝でのレッスンを楽しみにしています。
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